髪の色や身長だけでなく、性質や物事の取り組み方、運動能力や文章を書く力、音楽、IQまで遺伝の影響がある、というお話をすると驚かれる親御さんが多いのですが、それは日本が努力すればなんでもできるようになる、という努力神話の国だからかもしれません。幼少期に得意なことを見つけて伸ばさないと間に合わない、や、環境を整えてあげないと才能がつぶれるのでは、といったご相談、どの学校に行けば才能が開花しますか、というご質問は毎週最低5回は耳にするトピックです。結論から言うと、生まれつき勉強が好きな子は勉強するなと言ってもしますし、最後まであきらめない子は逆に言えば途中であきらめなさい、といってもあきらめられないのです。環境に対しても、何がその子に影響を与えるのかは個々で違いますし、それを決定しているのも遺伝子です、ということになると親御さんはますます混乱されます。気質と特定の遺伝子との結びつきも、科学で証明される時代になってきました。近い未来には遺伝子検査で子どもの性格、能力、将来かかりうる病気まで瞬時に知ることができるでしょう。そうなってくると、もう人間は持っている手札でこの世の中を幸せに生きるように勝負するしかないのです。頭もよく美人で性格もいい人もいれば逆もしかり。もっていないものをうらやむより、持っているものを伸ばす工夫を求められるのがこれからの子育てです。さて、どうしたらわが子の得意を見つけられるのか?そして伸ばすことができるのか?そのお手伝いをするのがレコールデママンです。
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